小牧高校ソフトボール部 総体予選報告

4月の総体予選。毎年、3年生にとって最後の公式戦となる最重要な大会です。およそ3週間にわたって開催された、第77回愛知県高等学校総合体育大会ソフトボール競技(女子)尾張支部予選会を振り返っていきましょう!

まずは初日。小牧高校ソフトボール部は抽選の結果、Aリーグで戦うことになりました。同リーグは修文学院高校と江南高校も含めた3校で争い、1位と2位が決勝トーナメントに進出するという条件でした。4月15日は雨天順延となったため、4月16日が初戦。風は強いですが、天気には恵まれました。

1試合目が江南高校との試合。お互いに負けられない状況で互角の試合展開となりました。初回は先制を許しましたが、その裏すぐに逆転。その後、リードを保ちながらも追加点をなかなか奪えず、試合は中盤へと突入します。そして5回表、試合が大きく動きました。四球や安打で満塁のピンチを招くと、そこから勢いにのまれ4失点。逆転を許してしまいます。その後は、お互いにチャンスメイクはするものの得点に至らず。エースの粘りの好投にこたえるためにも最終回の裏に望みをかけます。まずは、先頭打者が粘るも三振に倒れ1アウト。次の打者は冷静に四球を選びました。続く打者は一二塁間を抜くヒットを放ち、1番打者につなぎます。次の打者はショートへのゴロでランナーが進塁し、2アウト2・3塁で1点ビハインド。負ければ決勝トーナメント進出が厳しくなるこの場面で、2番打者の打球は…。センター前へのヒット!ランナーは2人とも生還し、逆転サヨナラ勝ち!スコアは7対8のルーズベルトゲームでした。

2試合目は尾張の雄、修文学院高校戦。過去の対戦では、いずれも3回コールドで敗戦となっています。劇的な勝利の勢いのまま、良い試合展開にしていきたい。その思いを全員が抱いて臨んだ試合は、修文学院の攻撃を上手くしのぎ続けます。得点を奪いたいところでしたが、やはりそこは強豪校。出塁もなかなかできずに得点も奪えません。最終的には修文学院高校にじわじわと得点を重ねられ、5回コールド負け。敗戦は悔しいですが、強豪校相手に過去一番良い試合をできたと思います。これによって小牧高校はAリーグ2位となり、決勝トーナメント進出を決めることができました!

小牧高校ソフトボール部にとって、数年ぶりの決勝トーナメント。その初戦の相手は修文学院高校に次ぐ強豪校である尾北高校。過去の対戦ではいずれも完封されたうえにコールド負け。勝利のためには得点は欠かせません。先制点をとることを念頭に試合へ臨みました。小牧高校の先攻で始まった試合。初回は念頭に置いていた先制のため、積極的に仕掛けていきました。強豪校ならではの堅固な守備に苦しめられましたが、欲しかった先制点をもぎ取ります。その裏、尾北の攻撃。打線はいずれも打球を打ち上げることをせずにつないできます。まもなく逆転を許し、試合は追いかける展開となります。その後は、小技を絡めても得点を奪うことはかなわず、5回でコールド負け。先制はできましたが、やはり強豪校は冷静沈着。この敗戦により、小牧高校は5位決定戦にまわります。総体予選はついに3週間目へ突入することになりました。4月通信でも少し触れましたが、この間に新入生が9人入部しており、新入生も3年生と関わる時間が例年以上に多く仲も深まりました!

さて、尾北高校との試合から1週間。5位決定戦のトーナメントにまわり、相手は津島高校に決まります。負けられない戦いとなった津島高校戦。先攻は小牧。試合は初回から動きました。初回に走塁を絡めた得点とキャプテンのHRで2点を先制します。しかし、その後は追加点をなかなか奪えず、じわじわと点を返され3回裏に逆転を許してしまいます。5回表に2点を返しますが、その後に引き離されてしまい敗戦。悔しいですが、あと一歩力が及びませんでした。

3年生はこの試合をもって引退となりますが、想いは2年生へ引き継がれていきます。試合後、顧問の先生から熱いメッセージをいただきました。いろいろこみあげてくる思いもあったのではないでしょうか?かけがえのないあっという間の時間でしたね。

3年生の皆さん。2年とちょっとのあいだ、振り返れば多くの思い出をチームで築いてきましたね。昨年度、毎月のように更新してきたHPの内容は皆さんの思い出の数々からすればほんの一部。各々がそれぞれ喜びや不安・楽しさや辛さを抱えながら一生懸命走り抜けてきたのだと思います。3年生は進路実現のための戦いがそれぞれ始まります。ですが、部活でここまでやりきった皆さんなら大丈夫!残りの学校生活も笑顔で駆け抜けていってください!そして、小牧高校ソフトボール部の伝統は1・2年生の新チームへと受け継がれます。5月の中間考査明けからはいよいよ新チームで本格始動。今後とも小牧高校ソフトボール部の応援よろしくお願いします!